部門紹介このページを印刷する - 部門紹介

看護部

看護部紹介
 

病棟紹介

第 1 病棟(急性期閉鎖病棟)

第1病棟は 50 床の急性期閉鎖病棟です。入院後3か月以内の退院を目標に、多職種が一丸となって取り組んでいます。退院支援として、作業療法士、心理士を中心に退院後の生活に役立つよう様々なプログラムを実施しています。
看護の役割には、患者さんの最も身近な存在として療養生活の援助を行うこと、医師や精神保健福祉士などの多職種と円滑な連携が取れるようマネジメントすることが求められます。患者さんに良質な治療が提供でき、良質な患者‐看護師関係が築けるよう日々のかかわりの中で努めていきます。
 

第 2 病棟(慢性期閉鎖病棟)

第 2 病棟は 50 床の慢性期閉鎖病棟です。慢性期の患者さんの受け入れを行っています。精神疾患により、さまざまな精神症状((幻覚、幻聴)があり、長期入院を余儀なくされている方もおられますが、季節を感じられる飾りつけやウォーキング、病棟レクリエーションなどで気分転換や健康的な側面への援助を大切に関わっています。また、社会生活技能訓練(SST)やコミュニティミーテング(患者さんと医療者で病棟の療養環境について話し合う場)を通して、患者さんの思いを尊重し、一緒に考え、自己対処能力を身につけることで、社会復帰につながるよう支援しています。
 

第 3 病棟(医療観察法病棟)

第 3 病棟は医療観察法に基づき指定入院を受け入れている病棟です。多職種チーム(医師、看護師、心理士、作業療法士、社会保健福祉士)により、病状評価と治療計画を作成し、定期的評価を行うとともに治療への動機づけを深めるために十分な説明を行い、入院対象者のニードを尊重した医療を展開しています。
概ね 18 か月の入院期間での社会復帰を目標に病状の安定、自立的に必要な医療を求めることができ、適切な援助体制を確立すること等を支援していきます。
 

第 6 病棟(慢性期閉鎖病棟)

第6病棟は 50 床の慢性期閉鎖病棟です。急性期の治療が終了し社会復帰を目指す患者さんや、短期間の休養目的の患者さんの受け入れを行っています。入院生活の中では、作業療法士と共に患者さんの生活訓練のリハビリや転倒予防のリハビリに取り組んでいます。また入院生活や退院後に必要なコミュニケーション能力や対処能力を身につけられるよう、社会生活技能訓練(SST)の支援もしています。
医師( 心理士( 精神保健福祉士と協働し、退院後の生活の定着に向けた調整を行っています。様々な理由で長期間の入院となっている患者さんの社会復帰へ向けた退院調整も行っています。患者さんが退院後の生活が安心して過ごせるようグループホーム等の見学に同行しています。また外出や外泊訓練を行い、家族や地域とのつながりを大切にしていることも特徴です。
 

外来部門

患者さんが不安なく受診できるように丁寧な説明で対応しています。また、患者さんやご家族の不安や悩みなどの相談に対して、よく話し合い、リカバリー((回復)というゴールや地域 社会生活が安心して送れるように支援を行っています。
 

訪問看護ステーション

「まめなし」は、精神科専門の訪問看護ステーションです。利用者さんが住み慣れたご自宅で安心して療養生活を送り、地域生活の定着に取り組んでいます。専門的で経験豊富な看護師が、主治医をはじめとする各職種や地域との連携を取りながら、一人ひとりの状態に合わせた看護ケアを提供しています。症状の観察や服薬管理、生活リズムの調整、ご家族との関係調整などについて、適切なケア方法をアドバイスします。
 

デイケア

デイケアでは、専従の看護師、作業療法士、心理士など多職種で多彩なプログラムを提供し、デイケアの仲間とともに 1 日を過ごすことで、仲間がいる安心感や生活リズムの安定、コミュニケーションの訓練をはじめとする日常生活能力の向上と共に患者さんの地域生活を支援しています。
 

医療安全管理室

患者さん、ご家族の方が(「ほっとする」環境で、より安全( 安心に過ごして頂くために、組織活動を行っています。活動内容として、ヒヤリ ハット体験報告の収集( 分析を行っております。リスク感性を育て高めるための研修や救急招集、離院時探索等の実践訓練も行っています。
そして、人と人とが接する医療ではコミュニケーションが大切です。患者さん ご家族と医療者が、コミュニケーションよく安全で安心な医療を提供できるよう関わっています。      
 

教育研修室

全職員を対象とした事例検討、救急処置技術、CVPPP(包括的暴力防止プログラム)などの研修を行っており、病院全体で、“精神科医療の資質及び能力の向上”と“より安全な医療を提供できる人材の育成”を目指しています。
看護部では、職員の入職時から段階的に能力に合わせてステップアップしていけるラダーシステムを取り入れています。
 

薬剤科

医療チームの一員として専門知識に基づき、安心して治療が行われる様に医薬品にかかわる様々な業務に取り組んでいます。


薬剤科の主な業務

調剤業務

主に入院中の患者さんに使用される医薬品(内用薬、外用薬、注射薬)を調剤しています。処方せんの内容に基づいて、投与量、投与方法、相互作用、配合変化、投与速度などをチェックし、医薬品の適正(安全)使用に努めるとともに、患者さん一人ひとりに適した形(錠剤の粉砕、分包、剤形、投与法)を提案することでより安全に医師の指示通りに服用できるよう調剤しています。
 

薬剤管理指導業務

患者さんが入院の際に持参される医薬品から入院中に使用される医薬品まで、病棟薬剤師が薬歴、検査値、副作用歴などを確認し、患者さんへの説明を行い、実際に経過を確認することで医薬品にかかわる適正かつ安全性を評価し継続した治療が行われるよう努めています。また、医師 看護師などと連携しつつより良い治療となるよう活動しています。
 

医薬品管理業務

病院で使用する医薬品を購入し、適正に使用されるために医薬品の管理を行っています。医薬品の管理は、動向を把握し、適切な在庫が保たれるように、計画的に購入しています。薬剤科で保管している医薬品だけでなく病棟などで使用される医薬品も管理の対象としており、定期的に点検を行っています。
 

チーム医療

医師、看護師をはじめとする様々な医療スタッフと連携し、それぞれの職種の専門性を発揮することで、患者さんによりよい治療 ケアを行っています。薬剤管理指導業務をはじめとして、感染制御チーム、栄養サポートチーム、医療安全など、チーム医療の一員として積極的に活動しています。

臨床心理部門

心の病や悩みに関してともに考え、お手伝いしていく部門です。
公認心理師・臨床心理士の資格を持つ心理療法士が担当しています。

カウンセリングとは

心の病や社会生活での悩みをお聞きし、専門家の立場から心理的なサポートを提供するものです。多くの場合、1回につき30分から45分程度の時間をかけて行います。

心理検査とは

性格や行動の特徴や、うつ症状の程度や物忘れといった認知症上など、心理検査によって把握する事が出来ます。その結果から、日常の生活の中でどのように過ごせばよいか、ご助言することもできます。

カウンセリング・心理検査ともに主治医の指示により行われます。
まずは主治医にご相談下さい。

 

放射線科

当院の放射線室では 精神科におけるX線診断部門として、患者さんに安心して検査を受けていただけるように心がけています。

一般撮影

当院では、一般撮影は 胸部・腹部・骨などのX線写真を撮影します。
CRシステムを導入し、X線画像をデジタル処理することにより、高品質な画像提供を行っています。

CT撮影

東芝CT装置Asteion

CT撮影は X線とコンピューターを利用して体の輪切りの写真を撮影します。
当院では、平成23年度にCT装置を更新し、マルチスライスCTを導入したことで従来の装置に比べ、検査時間が短くなり、また3次元画像や別角度からの断面像が作成できるようになりました。

研究検査科

当院検査科では、2名の臨床検査技師が主に「検体検査」と「生理検査」を行っています。

検査イメージ

「検体検査」には、生化学検査、血液検査、免疫血清検査のように、採血した血液中の物質、成分がどれだけあるかを測定、または陽性・陰性を判定します。血清1mlで数十種類の検査を行うことが可能であり、検査項目数は1,000を超えます。他には、尿検査、微生物検査があります。

「生理検査」は、心電図のように心筋梗塞や心不全などの診断補助に、脳波検査は頭皮に電極を付けて患者さんからの電気的信号を記録します。

検査イメージ

また、御自身の検査結果だけを見た時に、その結果が基準範囲(正常値)にない場合、テレビなどで知った知識から不安になられると思いますが、食事、運動、年齢、性別等によっても検査値に変化・影響があります。決して自己判断されずに必ず医師に相談していただき、医師が総合的に見た診断を受けられることをお願い致します。

臨床検査技師は、病院の医療チームの一員として、患者さんがより早く快方に向われるようサポートする役割を担うとともに、正確に、かつ少しでも早く検査を行い、患者さんの治療に役立てるよう努めています。

栄養部門

栄養管理室では、入院・デイケア患者さんの食事提供と栄養管理及び栄養食事指導を行っています。特に長期の入院患者さんにも飽きの来ない、家庭的で美味しい食事を目標に掲げ、患者さんに喜んでいただけるよう、管理栄養士と調理師が協力し、行事食の要素を取り入れ、日々業務に励んでいます。

 

お食事について

旬の食材を献立に取り入れながら、心のこもった手作り料理をメニューに盛り込み、1日3食(朝食7:30、昼食12:00、夕食18:00)をおいしく食べることができる温度で提供しています。
食事は一般治療食と特別治療食に分かれており、一般治療食には、トンカツやラーメンをはじめ、普段家庭で食べられる献立を提供しています。内科的疾患を伴う患者さんへは特別治療食(糖尿病食・脂質異常症食・高血圧食・腎臓食・肝臓食・潰瘍食等)や、きざみ、ミキサーといった形態を調整した食事も提供しています。また年に数回の嗜好調査を実施し、その結果を献立に反映しており、ご希望に合わせてうどんやラーメン、焼きそば、スパゲッティといった麺メニューを多く取り入れています。また、一般治療食を提供している患者さんを対象に、2種類の献立から選ぶ選択メニューを実施しています。季節柄に合わせて数回手作りのおやつを提供しており、好評をいただいています。



 

【行事食】

お花見

七夕

節分

クリスマス弁当
 

栄養食事指導

治療と併せて、規則正しい生活リズムと食生活の大切さや、お菓子やフルーツなどの間食の摂り方について、わかりやすく具体的な指導を行っています。
一人一人の患者さんにあった生活習慣の改善を管理栄養士がお手伝いさせていただきます。
 

  • 個人栄養食事指導:入院・外来患者さん対象
  • 集団栄養食事指導:入院・外来患者さん対象
  • 心理社会教室:急性期病棟患者さん対象


 

NST(栄養サポートチーム)

NSTは医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士などで構成され、多職種の視点から、患者さんの栄養状態の評価や栄養計画を立案し、栄養療法を多角的にサポートしています。