後期臨床研修
後期臨床研修について
- 1 精神科急性期医療への積極的取り組み
- 応急入院など、他の施設では経験できない入院形態を経験できる。
多職種を含んだ院長回診を実施し、治療方針をチームで検討している。
精神科急性期クリニカルパスを設定し、柔軟性を保持した標準化を実施 - 2 心神喪失者等医療観察法指定医療機関
- 3 アットホームな医局
- 相談しやすい関係を重視し、治療についていつでも相談できる。
- 4 多施設共同研究への参加
- 厚生労働科学研究、精神・神経疾患研究委託費研究等に多数参加し、多施設医師と交流している。
参加研究- 政策医療ネットワークを基盤にした精神医療のあり方に関する研究
(精神科救急のモデル化に関する分担研究) - 触法行為を行った精神障害者の精神医学的評価、治療、社会復帰に関する研究
(触法精神障害者の治療必要性に関する研究)
(触法精神障害者の社会復帰と通院治療に関する研究)
(司法精神医療における精神障害者の人権擁護に関する研究) - 統合失調症を持つ人たちを対象にした、科学的根拠に基づく心理社会的介入プログラム普及促進のためのツールキット開発と、その有効性および医療の質改善評価研究
- 統合失調症治療における処方の減量化、単純化研究など
- 政策医療ネットワークを基盤にした精神医療のあり方に関する研究
研修者の宿泊施設および設備等について
- 宿泊施設
- 希望により近隣アパート等のあっせんも可能
- 設備
- 職員食堂あり。 ただし、外部に仕出弁当を依頼
- その他 周辺環境
- 病院は名古屋市郊外に位置しているが、市内中心部への交通アクセスは容易
- 近隣に大型スーパーマーケットもあり生活至便な環境にある。
後期臨床研修コース・プログラムについて
(司法精神医学専門医養成コース 総論)
- 本コースの最も大きな特徴は、心神喪失者等医療観察法鑑定、指定入院医療機関における入院医療などを実際の症例を通して体験し、自ら実施する能力を身につけることを目標としている点である。
- リスクアセスメントや認知リハビリテーションの考え方は、新たに日本に導入された概念であり、今後、司法精神医学領域だけでなく、一般精神医療においても重要となる。
- 新たな領域を研修することで、今後の精神医療において指導的立場に立つ素養を身に付けられる。
後期臨床研修コースついて
多彩なコース設定。以下の4つのコースを設定し、幅広いニーズに応える。
- 司法精神医学専門医養成Aコース:3年間(卒後臨床研修修了者)
- 最初の1年半で精神科急性期プログラムを実施し、精神保健指定医資格取得を目指す。
- 後半の1年半で、司法精神医学リスクアセスメント・司法精神医学認知リハビリテーションを実習する。
- 司法精神医学専門医養成Bコース:5年間(卒後臨床研修修了者)
- Aコースに加え、精神科地域支援プログラム・司法精神医学鑑定プログラムを研修し、精神保健判定医となる素養を身に付ける。
- 司法精神医学専門医養成Cコース:3年間(精神保健指定医資格取得後)
- 精神保健医指定医資格取得者を対象に、鑑定プログラムまで含んだ研修を実施し、精神保健判定医となる素養を身に付ける。
- 司法精神医学専門医養成司法精神医学認知リハビリテーションコース:1年間(心神喪失者等医療観察法観察法指定医療機関従事予定者)
- 指定医療機関従事予定者を対象に、1年間年間で、臨床実践能力を高めるプログラム
後期臨床研修プログラムついて
精神科急性期プログラム
- 概要
- 精神科急性期クリニカルパスを研修し、毎週月曜日午後に実施される院長回診で治療指針の見直しを研修する。
- 指定入院医療機関における入院医療は、
- ノーマライゼーションの観点も踏まえた対象者の社会復帰の早期実現
- 標準化された臨床データの蓄積に基づく多種職のチームによる医療提供
- プライバシー等の人権に配慮しつつ透明性の高い医療を提供
- 指定入院医療機関で実施される認知リハビリテーションに参加し、実践できるように研修を実施する。
- 包括的暴力防止プログラムの院内研修に参加し、認定を受ける。
- 希望に応じ、他の指定入院医療機関での研修も手配する。